ロックフォールチーズにフルボディワイン、だけどマイルド
ヨーロッパでの国外出張
さて、そのむかし某自動車部品メーカーのハンガリー工場で働いていた時、直属の上司だった現法副社長がメガバンクからの出向者で、若いころ社費でフランスへ語学留学されていたエリート?の方でした。
その副社長と共に仏パートナー企業とのジョイベン視察のため出張に赴いた時のこと。モンタルジという片田舎(パリの南120㎞ほど)で同社役員たちとの夕食に誘われ行ったレストランのバゲットのレベルの高さに衝撃を受けたのです。
フランスはやっぱりパンの国!!
その時『一時期フランス国内のパンのクオリティが落ちたが、国策で再び高品質のパン作りが推奨され、その結果味は格段に向上し復活を遂げた』という逸話を聞き、なるほど~!と思った記憶があります。
言われてみれば、泊まっていたおんぼろホテルですら、出てきた朝食のバゲットだけは冷めても美味しい超一級品だったので、そのとき『フランスのパンはどこで食べても美味しいモノなんだ✨』とすり込まれました。笑
ブルーチーズと赤ワインの原体験
フレンチ料理は当然申し分ナシ。美食に魅了される中、食後の“デザート”としてトレーいっぱいにさまざまな種類のチーズが供され、促されるままオススメのブルーチーズをいただきました。
その時は濃厚なボルドーワインを一緒に飲んでいたと思いますが、青カビが密集した欠片を一口含んだときの臭みと刺激が強烈で「おえ~っ💦」っと思い、大急ぎで一緒に流し込もうと赤ワインを口に含むと…なんと!その瞬間に芳醇な香りと甘みが口いっぱいに広がったのです♬
この時以来、「ブルーチーズと濃厚な赤ワイン」のマリアージュを追い求めて(とは言っても全然お金をかけたり努力してませんが💧)機会があれば挑戦しています。ただ、本場フランスじゃないからなのか、安物を選びすぎなのか定かではありませんが、あの感動再びとはいきません。
というわけで、今後もコスパの最適解を探してトライ&エラーを繰り返すことになりそうなので、備忘録がてら「いくらの○○はどうだった」という記録を残すことで同じ失敗を繰り返さず、またラッキーパンチを忘れ去らず再現性を確保すべく、この企画を立ち上げようと考えた次第です。
【マリアージュ】ダルジェンタル × トゥール ベルヴュー
で、今回なのですが、近場で急遽調達したのが下記の組み合わせです。
- 赤ワイン…CHATEAU TOUR BELLEVUE 2014(イオン内の酒屋さん)2,500円
- ブルーチーズ…Roquefort d’Argental(イオン内の輸入食材店)800円
- パルメザンチーズ…明治北海道十勝かおり濃香パルメザンチーズ粗砕き(イオンの食料品売り場)240円
赤ワイン CHATEAU TOUR BELLEVUE 2014
基本情報は以下の通りですが、独断と偏見で感想を述べさせていただければ、口当たりマイルドでとにかく飲みやすい。渋みはなくそこまで濃厚というより第一印象としては「薄い」。これが若いワインということなのでしょうか?
もうちょっとパンチの利いたのや濃厚なタイプが好みなので、これといった特徴がなく正直ちょっと個人的には物足りないかも。
生産地 | フランス ボルドー地方 オー・メドック Haut-Medoc |
ワイナリー(格付・認証) | シャトー トゥール ベルヴュー |
年代 | 2014 |
容量 | 750ml |
タイプ・ 味わい | 赤・ フルボディ |
ブドウ品種 | カベルネソーヴィニョン、メルロー |
特徴 | ルビー色、熟れた果実やバニラの香りとスパイシーさ。 |
ブルーチーズ Roquefort d’Argental
今回はお祝いを兼ねての家飲みだったので、価格的に奮発して「高級そうで美味しそうなモノ」を選びました。購入後ネットで調べてみると、ロックフォール ダルジェンタルはド定番のようなので手始めには良かったかなと思います。
感想としては、クリーミーで塩味が利いている。ただ青カビ部分は多少歯ごたえが残っていたものの、全体にベチャっていました。(乾かして食べるものなのかなぁ?)私の好み的にもう少し刺激の強いモノがいいので、ワイン同様物足りない!笑
パルメザンチーズ 明治北海道十勝かおり濃香パルメザンチーズ粗砕き
樽形の平べったい塊から削り出して食べるヨーロッパのパルメザンを食べなれるとこれまた物足りないのですが、ここは割り切ってコスパで勝負!このチーズ味的には嫌いじゃないです。しっとりしすぎているので、これもやはりカラッカラになるまで乾燥させて食べてみると美味しいかも。
それにしても日本って、アソートメントを求めると(大したことないチーズでも)やたら高くなるのは伝統食じゃないため国産品が手薄だからでしょうか?種類豊富な本格チーズがまともなサイズの塊で500円以内で買えるようになると食文化が充実するのになぁ…と期待してしまいます。
皆さんもチャンスがあれば美味しいチーズと赤ワインを開拓してみてください!